見込み客がLP・HPで一番最初に見るのはキャッチコピー
キャッチコピーが微妙だったら、そもそも読まれないです
ブログ記事にも一部通じるところがあるんですけど、タイトルで自分のニーズとは関係ないなと思ったらクリックしないですね
キャッチコピーとかタイトルで見込み客の興味を引けたら、ようやくヘッドラインを見て、そこでまた興味を持ってもらえたら、そのヘッドラインの下のリード文を読みます
そして、さらに読みたいと思ったら下にスクロールしていきます
Webサイトは、どこまで興味を引き続けられるかなんですね
もちろん、どんなに出来のいいWebサイトだろうが下にスクロールするにつれて、ゆっくり離脱されていくんですけど
まずキャッチコピーで、できるだけ多くの見てくれる人を獲得できたらいいですよね
本質的には、いかにキャッチコピーで直感的にターゲット層に欲しいと思わせられるかということです
一言でいうと見込み客が自社の商品・サービスを選ぶための、もしくはコンテンツを見てもらうための「独自の強み」を打ち出すということです
この独自の強みをUSPと言ったりします
Unique Seling Proposition(ユニーク・セリング・プロポジション)の略です
1960年代にアメリカのコピーライター、ロッサー・リーブス氏によって提唱されました
今でもマーケティングで活用されてます
Unique・・・独自の
Selling・・・ウリ、強み
Proposition・・・提案、主張
今回は、USPの成功事例を紹介します
もちろん、商品開発はWEBサイトを作る人が関わる部分ではありません
なので、キャッチコピーを決める立場にないかもしれません
ですが、マーケティングとしての考え方は是非知っておいていただけたらと思います
キャッチコピーはシンプルで分かりやすく、ターゲット層の人たちをわくわくさせることが原則です
QBハウス
10分の身だしなみ
シンプルで分かりやすいですね
従来はカットとシャンプーまでやって1時間くらいで4000円とか5000円だったのが、カットのみで10分で1000円っていう風に打ち出したんですね
今は確か1200円くらいになってますけど
とにかく早く終わらせてほしい、っていう人間からすると10分で完了するのは非常に魅力的です
僕も何度か行ったことがありますが、本当にすぐ終わります
ビジネスマンも見かけたことがありますが、クライアントと会う前にぱぱっと髪を整えたいという需要を拾ってるんだと思います
逆に髪の毛に対してこだわりを持ってる人からするとあり得ないってなると思うんですけど
ちゃんと髪をセットしたい人は、予約制の美容室にいきますよね
QBハウスは短時間で低価格というポジションで、住み分けをしたわけですね
客層がかぶらないので、短時間で低価格っていう人たちのパイをごっそり持っていきました
ターゲットを絞って、一部の人たちをファンにしました
駅ナカとか商業施設の中にあって、出かけたついでにパパっと切れるのがいいですね
ドミノピザ
You get fresh, hot pizza delivered to your door in 30 minutes or less - or it’s free!
新鮮で温かいピザが30分以内に届きます。できなければ無料です!
マーケティングの勉強をしたら必ず出てくるのがドミノピザですね
非常に明快で分かりやすいです
しかも出来なければ無料っていう約束をしてるのが凄いです
当時どこも30分以内と言ってなかったので、アメリカの人たちはびっくりしたんですね
大体注文してから30分以上かかってて、届いたピザは冷めておいしくないのが普通だったので
そりゃあ大ヒットしますよね
ただ、しばらくしたらドミノピザを真似する競合が出てきて、30分配達が当たり前になっていったらしいです
どんな独自の強みもいつかは真似されるんですけど、常にニーズを先取りした商品・サービスを開発していかなければ、結局ジリ貧となります
成長している企業ほど、常に金のなる商品・サービスを開発していきます
M&Ms
Melts in your mouth, not in your hand
お口でとろけて、手にとけない
もともとM&Msのチョコレートは、アメリカの兵士たちからの要望だったらしいです
夏でもポケットにいれたチョコレートがとけないようにしてほしい
そのニーズに応えたら、“子どもが手を汚さずに食べられる”ということで親が買ってくれるので大ヒットしました
Apple
1,000 songs in your pocket
ポケットに1,000曲の音楽を
Appleが2001年に最初のiPodを発売したときのキャッチコピーです
このiPodが出てくるまでは、ポータブル音楽プレイヤーといえば、17979年から30年位の間Sonyのウォークマンでした
音楽は、リビングのオーディオセットで聴くものっていうのを覆したのがウォークマンだったんですね
音楽を外に持ち出せるものに変えました
1992年からMDが登場して、僕も学生時代にゲオでCDを借りて、MDにスピッツの曲をコピーして入れてました
でもインターネットが普及して、再生装置と音声ファイルの配信システムをAppleが作って提供したんですね
iTunesは、比較的軽く操作もシンプルで扱いやすい
この使い勝手の良さが受けて、一気に普及しました
見込み客が自分でも気が付いていなかった、本当に欲しかったものを、目の前に置いてあげると、自然と売れていくということです
Fedex
Safe, reliable overnight delivery for your important packages
お客さまの大切なお荷物を、安全に、1日で確実にお届けします
フェデックスは、世界最大の航空貨物輸送会社です
人間じゃなくて荷物を運んでますね
確実に1日でお届けするという約束をして、必ず守るので、利用されるわけですね
稲葉製作所
100人乗っても大丈夫
CMで知ってる人もいると思いますけど、物置の上に実際に100人が乗ってましたよね
あれで頑丈さが伝わってきました
頑丈さをシンプルなメッセージで伝えたわけですね
丈夫な鉄板を使ってますとか、厳しい試験をクリアしてとか、そういう伝え方じゃなくて
「100人乗っても大丈夫」っていう文言を考えたのが、直感的に分かりやすいですね
ダイソン
普通の掃除機は、紙パックとかフィルタの目詰りで吸引力が低下するんですけどダイソンは紙パック使ってない技法なので、吸引力が持続します
でも吸引力が変わらないと言ってるだけで、ダイソン以上の吸引力の掃除機は他にもあります
吸引力が変わらない、という独自の強みでヒットしました
独自の強みは真似される
独自の強みでポジションを築いても、基本真似されます
HubSpotの記事を読んだんですけど
世界で初めて検索エンジン作ったのって Google じゃないみたいなんですよね
いろいろ議論はあるみたいなんですけど1990年代にカナダの大学生が作ったのが最初の検索エンジンと言われてます
その後に色んな人が検索エンジンを作ってるんですね
で、結果的に Google が一番使いやすかったからみんな使ってるってことです
ちなみにGoogleの YouTube 、Google マップ、Android 、Gmail は買収によるものです
お金のある企業は、この企業やべーな、自社を潰しそうだな、いい商品・サービスだな、自社の顧客満足度をさらに高められるなと思ったら買収するわけですね
独自のポジションで、凄い商品・サービスが出てきたなと思っても吸収されることがあります
Google は200以上の会社をこれまで買収してきてます
もちろん合法です
ユーザーからすると、色んなサービスが1つのアカウントで利用できるのは楽なんで有難いです
吉野家、牛丼出してるとこですね
早いうまい安い、和食のファーストフードみたいなポジションですよね
カウンターで小規模でメニューもそんな多くない、とにかく安くて早い、そしてうまい
そういうポジションを作って地位を得ていたんですけど、その後に似たような牛丼チェーン店出てきましたね
松屋とかなか卯とかすき家とか、牛丼以外で天丼バージョンとかカツ丼バージョンとか
一番初めにやった吉野家は、売上的に追い越されることもありますよね
少なくとも、パイは一定とられてますよね
もちろんそれぞれの企業で違いはあると思います
「吉野家」のターゲットは、主に働く男性って感じですけど、「すき家」は、女性層・ファミリー層向けって感じなので戦略は違います
でも、吉野家の影響は受けてると思うんですよ
消費者からすると、適正に競争が行われるのはいいことです
ただ、吉野家の立場からするときついですよね
Facebook も 元々のアイディアは、ハーバード大学のウィンクルボス兄弟がやってたソーシャルネットワークって言われてますね
そのアイディアをマークザッカーバーグが盗用して Facebook をつくんじゃないかっていう話は有名です
真実は知らないですけど
実際映画にもなりました『ソーシャル・ネットワーク』
2004年には訴訟があって、2008年に6500万ドルで Facebook と和解したみたいですね
Microsoft も Apple をパクったって言われてたりしますし、
Apple自体も XEROX の OS を見たスティーブジョブズがパクったっていう風に言われてたりしますね
そもそも完全オリジナルなんてありえないし、参考にしたうえでオリジナリティを出せばいいと思うんですけど
要するに何が言いたいかと言うと、独自のポジションだと思ってても、いずれ他が同じようなことをやってくるってことですね
僕自身、このコースで話していることは先輩から教わったことも多いですし、本やブログもたくさん読んで参考にしてますし、引用もたくさんしています
独自の商品・サービスの強みは、他のライバルたちが真似してきます
特に中小企業の場合、大企業に真似されたらひとたまりもないです
となると、やっぱりコアなファンを作ることが重要です
メッセージの打ち出し方を変えるだけで、他社とは違った印象になる
大体、どこも価格の安さと、部位を決めて脱毛できるという点を強調するんですね
とにかくコスパ最高ですっていう、訴求が多い印象でした
でも脱毛しつつ美肌になれますっていうメッセージでアピールしてるところがあって
繊細な落ち着いた感じのデザインで、色々比較検討してる人間から見ると、目を引くんですね
脱毛しつつ、美肌になれるんだっていう
他とは一線を画してる感じがしたので、恐らく一定の人たちにはすごく刺さってるんじゃないかと思いました
メッセージの打ち出し方だけでも、だいぶ他社とは違った印象になります
恐らくどの会社も、肌の手入れみたいなことはやってるんですよ
でも、どういうWEBサイトを作るかによって集める人の層も変わるし、人数も変わります
安さを求める人と、美肌を求める人では、大事にしてるポイントが全然違う人ですから
安さを訴求するWebサイトにするのか、肌がきれいになるっていう訴求のWEBサイトにするのか、ということです
美肌に焦点を合わせるなら、使う画像は肌の美しさを強調したものがいいでしょうし、
お客様のレビューも肌が綺麗になったというのを選んで載せた方がいいと思います
でも仮に、美肌路線でうまくいったとしたら、いつか競合が真似してきます
そして同じような商品・サービスならば、人は安い方に流れます
価格競争に巻き込まれます
だから、一度商品・サービスを購入してくれた顧客とは、強い関係性を作ることが重要です
同じ業界の他社の商品、サービスに乗り移らないように、がっちり囲うみたいな感じでしょうか
見込み客の内面を知ると、Webサイトにのぜるメッセージが見えてくる
Webサイトにどんなメッセージをのせますか?
と言われてもぱっと思いつかないと思います
だからまずは見込み客の内面を知ることが重要です
犬を飼ってる方の個人ブログなどを見て、軽くですが調べてみました
・見込み客はドッグトレーニング業界に対してどんな感情を抱いているのか
好意的に思ってるのか、怪しいと思ってるのか、躾けなんて飼い主が独自でやるのが当たり前と思ってるのか、など
・見込み客はどんな問題を抱えているのか
犬が来客者に吠えるのをどうにかしたい、芸を覚えさせたい、散歩のペースが合わない、など
・その問題が解決されて、どのような状態になったら嬉しいのか
客が来ても吠えない噛まない、お手おかわりをやってくれる、ちゃんと散歩できる、など
見込み客の内面を知れば知るほど、見込み客に刺さるメッセージを作ることができます
では、正解?を見てみましょう
恐らく世界でもっとも有名なメキシコ系アメリカ人のドッグトレーナー、シーザー・フェリペ・ミラン・ファベーラ (Cesar Felipe Millan Favela) さんのWebサイトを見てみましょう
wikipediaによると、2004年から放送された “Dog Whisperer” という番組にも出演された方で、日本でも「ザ・カリスマ ドッグトレーナー ~犬の気持ち、わかります~」というタイトルでシリーズが放映されていたみたいです
僕はドッグトレーニングをやろうと思ったことがないので、犬を躾けたいという見込み客の気持ちが本当の意味では理解できてないんですけど、どうでしょうか
犬を飼ってらっしゃる人なら知りたい情報が並んでると思います
普通にGoogleでキーワードを入れて検索すると、英語圏ではそれぞれの記事があがってくるんだと思います
自身がドッグトレーナーで、犬のことを知り尽くしてる人なので、見込み客の内面は完璧に把握してらっしゃると思います
だから、見込み客が知りたいこと、悩んでることが手に取るようにわかるんでしょうね
読者は色んな記事を読んでいくなかでサイトの価値を感じていって、信頼を寄せるようになり、どこかの段階で一定割合の人がニュースレター、メールマガジンに登録するはずです
そして、メールの中でさらに有益な情報を出していって、商品・サービスをオファーしたときに、一定割合の人がドッグトレーニングのサービスを購入するんだと思います
悩みがあっての商品であり、サービス
そして、そのニーズを満たす商品・サービスは、売れます
・人の爪が伸び続ける限り、爪切りは売れます
・空撮したいっていうニーズがある限り、ドローンは売れます
・野菜を切る人がいる限り、包丁は売れます
悩みがあっての商品であり、サービスですね
・人の爪が伸びなかったら、爪切りはいらないですし
・空撮をする人がいなければ、ドローンはいらないですし
・自炊しない人は、包丁を使いません
そして、悩みを解決しない商品・サービスなら誰も買いません
・爪を切りたい人に、ハサミを売ろうとしても断られます
・空撮したい人に、ビデオカメラ売ろうとしても断られます
・野菜を切りたい人に、バリカン売ろうとしても断られます
当たり前ですけど、悩んでる人の問題をピンポイントで解決しないと売れません
問題を抱えてる当事者の声をしっかり聴くことが大切です
会社が嫌で会社を辞めたい人の気持ちが一番分かるのは、会社が嫌で会社を辞めたい人です
会社が楽しくてしょうがない人とか、エリートサラリーマンじゃ、本当には理解できないと思います
モテない人の気持ちはモテない人にしか本当には分かりません
逆にモテる人、イケメン、美女の悩みはイケメン、美女にしか分かりません
腕の毛が濃くて悩んでる女性、髪の毛が薄くて悩んでる男性、偏差値が上がらなくて悩んでる学生、研究で成果が出なくて悩んでる研究者、子供が全然喋ってくれないと悩んでる親、両親の介護で悩んでる子供、みんな何かしらに悩んでいて、想像しただけじゃ本人の気持ちは真には理解できません
知ったかぶりをしたWebサイトは、本当に悩んでる人の心には届きません
真に内面を理解してるからこそ、凄く深い悩みを理解して共感できます
人は痛みに共感してもらえたら、信頼する傾向にあります
ちなみに、詐欺師ほど共感が上手いので、注意しましょう
僕の大学の時の知り合いは、入学してすぐ田舎から出てきて不安な時に、キャッチセールスの人と話し込み、いつの間にか高額な化粧品を買ってしまったと言ってました
凄く自分のことを理解してくれたそうです
敵を作ることで、共感を強める
あなたが困っているのは、あなたの外部にあるもののせいですよっていうに風にすることで、ある種の責任転嫁をします
あなたが痩せないのは、あなたが普段食べている食品添加物のせいなんですという感じで、食品添加物を敵にします
例えば…
食品添加物で太る理由
・添加物の多い食品は油と糖質が多い
・食欲を刺激されて食べ過ぎてしまう
・肝臓、腎臓に負担になり基礎代謝を低下させる
あくまで例として出したので本当か分からないですけど、客観的なデータとか、どこの研究組織の調査なのか、本来は明らかにした方がいいですね
そのうえで、無添加のものだけ食べてちゃんと運動すれば、健康的に痩せていくことができますよという風に例えば展開します
あなたが英語を話せないのは、あなたのせいじゃなくてあなたが通っていた英語教室の教え方が悪かったからです
あなたの給料が低いのは、あなたの能力のせいじゃなくて会社があなたを正しく評価しないからです
あなたの貯金がたまらないのは、あなたのせいじゃなくて、日本政府がお年寄りを優遇するような政策ばかりやっているからです
楽天が携帯電話業界に2020年から2021年位に参入した時に流れてたCM見たことありますか?
米倉涼子さんが冒頭で「日本のスマホ代は高すぎる」って叫んでるんですね
これはもちろん、大手3社ドコモ au ソフトバンクを敵にして批判してます
当時スマホ代に毎月1万円弱払っていた僕は、そうそうと言いながらauから楽天モバイルに乗り換えました
1年無料キャンペーンをやっていたのもあるんですけど、楽天モバイルがiPhoneを保証してないときに、iPhoneで楽天モバイルを契約しました
そのあと、ドコモ au ソフトバンクは、総務省から値下げするように言われて一気に値下げしました
ユーザーからすると選択肢が増えて有難いですけど、ちょっと楽天はかわいそうでしたね
スティーブジョブズは昔 Windows を明らかに敵視するような感じで打ち出してましたWindows なんてダサいよ、Macの方が全然クールだろう
敵と味方というように区別すると、共感する人は深く共感します
全く共感しない人も当然いるんですけど、パソコンにカッコよさとかスタイリッシュさなんて求めてないよって人は最初からAppleのお客さんじゃないんですね
お金を払ってくれない人は最初から突き放して、自社にお金を払ってくれるファンと深い関係を築いていこうということです
手法としては、政権の支持率が下がったときに外国を批判して国内の団結を強めたり、
上司の悪口を言って同僚と仲良くなることに近いかもしれません
優れた広告(HP・LP・ブログ記事)は、3つの心理の壁をこえる
Not Read:広告を見ない
Not Believe:広告を信用しない
Not Act:広告を見ても行動しない
消費者の3つの心理をこのように言っていて、優れた広告は、この3つの心理の壁をこえるということです
広告というか全てのWebサイトに当てはまります
LP、HP、ブログにおいても最終的には購入という行動まで誘導しなければならないので、1つずつ見ていきましょう
Not Read:広告を見ない
見込み客の最大の関心は商品ではなくて、自分自身
つまり、見込み客の悩みや問題を理解してアプローチする必要があります
消費者はみんな、自分に関係のない広告とか商品なんて、どうでもいいんですね
昨日街中で見た広告、電車の中で見た広告、覚えてます?
そもそも関心のあるジャンルなら覚えてると思いますけど、関心のない広告は眼に入っていたとしても、覚えてないんですよね
毎日僕たちって大量の広告に触れてますけど、多くの人がちゃんと見てないと思います
YouTube見てる時に広告が流れたら、すぐスキップしますよね
広告が溢れすぎて、広告に対して嫌悪感を感じるくらいです
まず広告を見てもらうという大きな壁があるんですね
ではどうすれば見てもらえるか
その読者(ターゲット、見込み客)が思わず注目してしまう単語とか、自分の問題が解決できそうだと思わせるキャッチコピー、文章、画像が必要ということです
ダイエットしたい人への広告なら、単純ですけど、太ってるのと痩せてる写真でBefore Afterにするとか
そのためには、見込み客の頭の中を完全に理解する必要がありますね
どんな痛みを抱えていて、どんな生活をしていて、どんなことを望んでいるのか、ストーカーみたいに設定したターゲットについて知っておかないと、読んでもらえるようなLP、HP、ブログは作れないんです
ちゃんとターゲットを絞って、あなたのことを言ってますよって当事者意識を持ってもらいます
大勢に向けられた演説より、個人に向けられた話の方が聞きますよね
あなたのために書いた文章ですよって指をさされてたら、ちゃんと読もうって気持ちになります
読まなくても理解できるように
文章のポイントとして次のようなことを意識してください
・見出しだけでそのパラグラフの中身がわかるようにする
・読んでほしいところは太文字や色付きの文字、ラインを引く
・大事なことは形を変えながら何回も言う
・見込み客が普段使わないような言葉は使わない
・見込み客にとって親しみのある言葉、文章にする
加えて、長ったらしい文章で説明するよりも、グラフや表の方が分かりやすいかもしれません
トレーニングマシンを文章で説明するより、写真があれば一発です
痩せる前と後の説明を文章でするより、動画の方が変化が分かりやすいでしょう
真面目に読まなくても、重要なポイントが一目でわかり、流し読みでも理解できるようにします
参考書でどこが大事か分からなかったら、読む気失せるのと同じです
かつ、ただの説明だとつまらないので、読者の感情を動かす必要があります
共感したり、問題が解決した未来が素晴らしいと思ってもらったり、飽きさせないようにストーリー形式で魅力を伝えます
多くの人には、真面目にサイトを見るより友達とおしゃべりしたいとか、映画観たい、ゲームしたいっていう欲望がありますから
隙間時間でパーッと見ても理解できることが大切です
Not Believe:広告を信用しない
聞いたこともない中小企業の聞いたこともない商品・サービスは怪しまれて当然
有名な大企業なら信用してますよ
Appleのパソコンがまさか詐欺商品だとは思いませんよね
Amazonがクレジットカード情報を不正利用するとは思いませんよね
でも聞いたこともない中小企業の聞いたこともない商品・サービスだったら、まず怪しいと感じるのが普通です
だから信じてもらう努力をしなければならないんですね
信用を得るために1つ1つ理由や根拠を提示していく必要があります
要するに、社会的証明が必要になります
・客観的なデータ、科学的な根拠、学会の論文
・実際に商品を使用した人のレビュー
・企業の導入事例
・その業界の第一人者の推薦
・有名人が使ってる
売上を生み出してるLPとかHPにはこういうのがのってますよね
全ては、信用してもらうためです
あなたをだますつもりはないですよ、実際に商品・サービスを導入してあなたと同じ問題を解決した人がたくさんいますよ
科学的に根拠があって、効果が実証されてますよ
雑誌とかテレビで取り上げられてますよ
業界の権威が認めてますよ
いろんな角度から信用を得るように努力します
そしてようやく見込み客は、この商品、サービスは信じて良さそうだなってなります
信用できるWebサイトは、商品・サービスの欠点を正直に伝える
僕たち消費者は、100点の商品・サービスがないって知ってるじゃないですか
Microsoft 、Adobeですらアップデート繰り返してます
高いマイクを買って、めちゃくちゃ音が綺麗だなと思っても、感度が良すぎてサーっていうホワイトノイズが乗っかるとか
スペックの高いパソコンだけど、値段が高すぎるとか
安い本棚だけど、自分で組み立てる必要があるとか
あちらを立てればこちらが立たず、大体の商品・サービスはトレードオフの関係にあります
なので、見込み客が許容できる欠点を言われても、そういうもんだよねって多くの人は納得して受け入れてくれます
むしろこの商品・サービスは完璧ですみたいなこと言われると、本当かなってなりますよね
欠点を伝えて買うべきでない一定数をはじいて、利点を伝えて買うべき一定数を強く引き付けるんですね
Not Act:広告を見ても行動しない
見込み客が「行動しない理由」を消して「今すぐ行動する理由」を提示し、アクションを促す
資料請求でも、メールアドレスの登録でもいいですけど、めんどくさいからいいやってなったことありません?
人間はめんどくさがりです
今じゃなくていいかと、後回しにする人は多いです、僕もそうです
さらに人間は変化を恐れる生き物ですよね、
「現状維持」を潜在的に考えてしまうものらしいです
だから僕たちは見込み客が「行動しない理由」を消して「今すぐ行動する理由」を提示し、アクションを促します
虫歯を放っておくと後々抜かなければいけなくなりますよとか
転職活動が遅れるほど、いい企業はなくなっていきますよとか
Webマーケターの志望者がどんどん増えているので、市場が飽和する前の今がチャンスですよとか
限定100名様とか
日本で10個しかないとか
緊急性、限定性、希少性
「ここでしか」「今だけ」「2個買うと」
よく見る言い回しですよね
もちろん、強すぎる煽り文句は信用を損いかねないので注意が必要ですけどね
いま購入してもらえるように、見込み客の背中を押す工夫をしてください
損失回避の法則
損失回避の法則:
利益を目の前にすると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先しようとする
損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする
ダニエル・カーネマンという行動経済学者の実験をご紹介します
質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする
選択肢A:100万円が無条件で手に入る
選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない
質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする
同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする
選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる
選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない
質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額です
にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされています
質問2も両者の期待値は-100万円と同額です
なんとなく、質問1で「選択肢A」(100万円が無条件で手に入る)を選んだ人ならば、質問2でも堅実的な「選択肢A」(無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる
)を選ぶだろうと思いません?
でも、質問1で「選択肢A」(100万円が無条件で手に入る)を選んだほぼすべての人が、質問2ではギャンブル性の高い「選択肢B」(コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない)を選ぶことが実証されています
この一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということです
改めて、損失回避の法則:
利益を目の前にすると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先しようとする
損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする
質問1の場合、多くの人はAを選び、「50%の確率で何も手に入らない」というリスクを回避し、「100%の確率で確実に100万円を手に入れよう」とします
質問2の場合、多くの人はBを選び、、「100%の確率で確実に100万円を支払う」という損失を回避し、「50%の確率で支払いを免除されよう」としています
つまり、その商品を買うことによって得られる結果だけではなくて、その商品を買わないことで訪れるリスク、損失を伝えることで、購入してもらいやすくなるということです
なぜなら、人は損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとするからです
だからと言って、もちろんリスクを煽りすぎるのは詐欺になる可能性があるので、良くないですよ
かんぽ生命のかんぽ問題とかもありました
日本郵政傘下のかんぽ生命保険で、不適切契約が多数見つかった問題です
契約者が損をする契約に乗り換えを勧めたり、同じ保障内容の保険に多重加入させたり、お年寄りに過剰な保険を勧めたり、そういうのはもちろんダメです
最終的には、社会的な制裁を受けることになります
客観的な事実として、購入しなかった場合のリスクのみを適切に伝えてください
購入した時のメリットとデメリット、購入しなかった場合のメリットとデメリット、両方を同じ情報量伝えるのがベストなのかなと、個人的には思います
売上に繋がるWebサイトは、ちゃんとデメリットも伝えてます
いいところしか伝えないのは、嘘っぽいんですね
もうみんな、デメリットがあることは分かってます、逆にデメリットを知りたいんです
あとはそのデメリットを許容できるかどうかなので、許容できるデメリットなら人は買います
デメリットはむしろ、見込み客のアクションを呼び込むことを覚えておいてください
まとめ
・キャッチコピーが微妙だったり、自分とは関係ないと思われたらそもそも読まれない
・まずキャッチコピー、タイトルでどれだけ見てくれる人を集められるか
・いかに直感的にターゲット層に欲しいと思わせられるか
・見込み客に選んでもらうための「独自の強み(USP)」を打ち出す
・QBハウス「10分の身だしなみ」
・ドミノピザ「新鮮で温かいピザが30分以内に届きます。できなければ無料です!」
・M&Ms「お口でとろけて、手にとけない」
・Apple「ポケットに1,000曲の音楽を」
・Fedex「お客さまの大切なお荷物を、安全に、1日で確実にお届けします」
・稲葉製作所「100人乗っても大丈夫」
・ダイソン「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」
・キャッチコピーはシンプルで分かりやすく、ターゲット層の人たちに刺さるように
・独自の強みでポジションを築いても、真似される
・検索エンジンはたくさんあり、Google が一番使いやすいからみんな使ってる
・Googleの YouTube 、Google マップ、Android 、Gmail は買収によるもの
・吉野家は松屋、なか卯、すき家などに真似されて厳しい戦いとなった
・Facebook のアイディアは、ハーバード大学のウィンクルボス兄弟かも?
・Microsoft は Apple の影響を受け、Appleは XEROX の影響を受けた
・独自のポジションは真似されるので、コアなファンを作ることが重要
・見込み客の内面を知ることが重要
・見込み客はその業界に対してどんな感情を抱いているのか
・見込み客はどんな問題を抱えているのか
・その問題が解決されて、どのような状態になったら嬉しいのか
・見込み客の内面を知れば知るほど、見込み客に刺さるメッセージを作れる
・抱えている悩み、問題をどうしても解決したいと思っている人がいる限り、ニーズはある
・悩みを解決しない商品・サービスなら誰も買わない
・悩んでる人の問題をピンポイントで解決しないと売れない
・問題を抱えてる当事者の声をしっかり聴くことが大切
・知ったかぶりをしたWebサイトは、本当に悩んでる人の心には届かない
・真に内面を理解してるからこそ、凄く深い悩みを理解して共感できる
・人は痛みに共感してもらえたら、信頼する傾向にある
・共感した後には、敵を作るというテクニックがある
・あなたが痩せないのは、あなたが普段食べている食品添加物のせい
・楽天は「日本のスマホ代は高すぎる」と大手3社を敵にして批判
・敵と味方で区別すると、共感する人は深く共感する
・Not Read:見ない
・Not Believe:信用しない
・Not Act:行動しない
・人は興味のないジャンルの広告は見てない
・見てもらうには、見込み客の悩みや問題を理解してアプローチする
・ターゲットを絞って、あなたのことを言ってますと当事者意識を持たせる
・LP 、HP、ブログは、真面目に読まなくても内容が理解できるようにする
・文章には装飾を施し、流し読みでもポイントが理解できるようにする
・文章よりも写真やグラフ、動画の方が分かりやすい場合もある
・興味を引かせ続けるために、ストーリー形式で共感や問題が解決した未来を伝える
・信用を得るためには、社会的証明が必要
・商品・サービスの欠点を正直に伝える
・今すぐ行動してもらうために、緊急性、限定性、希少性を使う
・セールスをする際は、損失回避の法則を利用する
・利益を目の前にすると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先しようとする
・損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする
・その商品を買わないことで訪れるリスク、損失を伝える
・リスクを煽りすぎるのは詐欺になる可能性があるので、良くない
・購入した時、購入しなかった時のメリットとデメリット両方伝える
・売上に繋がるWebサイトは、デメリットも伝えている
・人はデメリットを知りたいし、許容できるデメリットなら購入したい