ページを選択

【Webデザイナーへの転職】異業種からWeb業界へ本気で転職したい未経験者におすすめのやり方を解説

こんにちは、まつもとです。
Udemyでの受講、お疲れさまでした。
少しでもお役に立てていれば幸いです。

さて、ここでは異業種からWebデザイナーに転職するための方法について僕なりに話しています。
転職を成功させるための手順やポイントを下記よりご確認ください。

Web業界の人は転職しがち

そもそもWeb業界で働く人の転職回数はほかの業種と比べて多い傾向にあります。私自身20代で3回の転職を経験して、30歳からフリーランスとなりました。新卒で地獄の営業マン人生がスタートし、1年もたたないうちに辞めて独学でWebデザイナーとして転職しました。Web業界に入ってからは2回転職しています。

20代で3~4回転職することに違和感を覚えるかもしれませんが、周囲に聞いてみると大体そんなもんです。ぶっちゃけ1~2年もその会社で働けば、身につくスキルは頭打ちします。次なる新しいスキルを手に入れるために転職するんです。Web業界はテクノロジーの発展が早いので、立ち止まることは衰退を意味します。なので上昇志向のある人は日々スキルアップに努めます。好奇心があり挑戦するマインドの人は、会社を変えながら自己成長していく感じです。

異業種からWebへの転職者が多い

Web以外の業界から入ってくる人も多いです。元々は化粧品の販売してたとか、運送してたとか、経理やってたとか、色んな人がいます。専門学校に通ってそのままWebデザイナーになったという人ばかりではありません。専門学校に通った人のほうがスキルが高い、というわけでもありません。専門学校に通ったことのない僕の個人的な感想ですが、専門学校で学べることなんてたかが知れてます(たぶん)。

令和の時代にもなって専門学校行ってるほうが金と時間の無駄です。最低限必要なスキルを身に着けて、Web系の会社の面接を受けまくったほうが圧倒的にコスパもいいしスキルも伸びます。とにかく早くWeb業界に飛び込むことが先決です。いきなり正社員じゃなくても全然問題ありません。僕自身、最初の1社目はバイトでしたが、2社目ではWebデザインの経験が溜まったことで正社員になれました。

とにかくWeb業界に飛び込む、それだけです。スキルも金は後からついてきます。専門学校で学べることなんてたかが知れてるように、独学で学べることもたかが知れてます。言うまでもなく、現場で学べることはあまりにも大きすぎます。今のあなたの仕事が現場でしか学べないことが多いように、Web業界でも現場が全てです。悲しいかな、結局のところ傷つきながら前に進んでいくしかないという現実を受け入れましょう。みんなが通ってきた道です。

営業からWebデザイナーに社会人転職した僕

1日のうち8時間以上も労働へ費やし、月に20万円程の給料をもらう。8時間×20日間=160時間。僕は毎月160時間もつまらない営業をやっていると自覚した時、転職を決意しました。

もちろん全ての労働がつまらないわけではありません。営業職に向いている人、結果を出せる人、楽しめる人にとっては、僕と真逆の認識となるはずです。つまり、人によってその職業に対する考え方は全く違うということ。営業を面白いと思えるか、長い人生をかけてやりたいと思えるか、給料に見合っていると思えるかは、人によって違います。

僕にとって営業はつまらない仕事だったというだけです。というか絶望的に向いてなった。全く売れませんでした。新規飛び込みでチャイムを押して名乗った瞬間に門前払い。商売の難しさを知れたのは良かったですが、僕の心も身体も長くはもちませんでした。1年もせずに退職し、なんとなく興味のあったWebの世界へと方向を定めます。

パソコンのスキルなんてほとんどなかった。でも独学でWebデザイナーになることができました。できるんです。Udemyなどを利用し、適切なカリキュラムを遂行すれば。正直僕は自分勝手な発想で勉強していたので、かなり遠回りをしました。転職できたのはほぼ奇跡です。今より求められるハードルが低かったとしか言いようがありません。でも、一定の時間とお金を費やし、努力を積めば誰だってWebデザイナーになれるんです。僕がなれたんだから。

Webデザイナーへの転職で求められるスキル

勉強すること多すぎ問題

Webデザイナーになりたいけど、勉強することが多すぎて心が折れるのは当たり前です。ネットで調べればあれもこれもと身に着けるべきスキルが提示されていますから。もちろん人それぞれで目指すべきゴールが違うので一概には言えませんが、僕の考えるWebデザイナーとして必要なスキルは3つに集約できます。あえて以下に記して心を折りにかかりますが、安心してください。最初からこんなに覚える必要は全くありません。どれか1つを身に着けてポートフォリオで実力を示せれば転職は可能です。迷ったらとりあえず、デザインだけできればOKです。

コーディング / プログラミング

HTML・CSSという2つコーディング技術を用いて、インターネット上にレイアウトを整えたうえでデザインを落とし込みます。さらに高度なプログラミングスキルとしてJavaScriptを身につけると、アニメーションなどを作ることも可能です。また、JavaScriptをさらに簡単に使えるようにしたjQueryの技術を習得するとよいでしょう。

デザイン

PhotoshopやIllustratorの使用はもちろんのこと、ブランドイメージに沿った配色やユーザーファーストのレイアウト、適切なフォント選びなど、デザインは総合的な要素が組み合わさり表現されます。そしてクライアントの要望を形にする工程や、提案によってより成果の出るサイトにしていくことも、デザインの一部です。

マーケティング

Webデザイナーの最も重要なミッションは、デザイン性に優れたWebサイトを作ることではありません。集客に貢献し、クライアントの売り上げを最大化させるWebサイトを作ることです。つまり、マーケティングを理解することが求められます。現場での実践を通じて習得していくという心構えをしておくべきでしょう。

事前にすべてを習得するのは不可能

勉強めんどくせえと思うでしょう。でも焦る必要はありません。仕事を任せられる中で、そのたびに覚えればいいのですから。事前にすべてを習得してから仕事に臨みたいという望みは捨てましょう、無理です。僕は今でも、わからないことがあるたびにググって調べてその場で対応してます。そんなもんです、実際のところ。基礎だけわかってれば、応用はその場でググることで全然対処可能ということを知ってください。

もしかしたら自分はWebディレクターになりたいという人もいると思います。Webディレクターは全体を管理して、制作の方向性を調整していく役割です。Webディレクターは、顧客とのコミュニケーション、現場に必要な人員や予算の確保、スケジュール管理、作業上の指示・アドバイス、関係者への報告やそのための書類作成などを行います。

Webデザイナーはあくまでデザイン面を中心にした作業担当者です。指示を受けて、フレームワークやデザインカンプの作成、素材・パーツ作り、時にはコーダーとしても作業しますね。作業自体は楽しいですが、30代になって感じることは、結構体力的にしんどいということです。40代、50代になってディレクターになりたい場合でも、制作全体の流れや各セクションの作業内容を知っておいたほうがいいので、デザイナーとしての経験は大いに役立ちます。

にしても、すべては現場で学ぶしかありません。転職前にすべてを学ぶのはそもそも不可能です。どんな仕事でも事前予習が現場で通用するとは限りませんよね。Web業界でも同じです。Web業界に興味がある人は、頭でっかちになりがちな印象があります。不安な気持ちはよくわかりますが、現場で使わないスキルを覚えても、正直無駄ですよ。

このスキルの基本だけで転職可能

それでも、どうしても、転職するのが不安な場合は以下の4スキルの「基本だけ」習得してください。
・HTML5
・CSS3
・Photoshop
・Illustrator

UI・UXに関する知識も学んどかなきゃ、あとJavaScriptとjQueryとPHPも…なんて思わなくて大丈夫。ひとりでデザインからコーディングまで最低限扱えれば、簡単なWebページを作れます。クオリティはともかく、完成させたということが素晴らしい。この段階で実質的には「経験1年以上」のレベルに相当するでしょう。間違っても、最初から規模の大きなWebサイトを作ろうなんて言う無謀なことはやめてください。1年目で求められることは、指示されたとおりに1ページ作れるということです。

もちろん企業によっても、Webデザイナーに求めるスキルはさまざまです。応募条件に当てはまっているか不安でも、実際に応募する際には、先に求人企業側に手持ちのスキルを伝え、求人条件に合っているのかどうかを問い合わせてみましょう。求人企業側も相談に乗ってくれることがあるかもしれません。相談や面接は、いくらやっても無料です。

ポートフォリオは必須

実務経験がなかったとしても、自身のデザインスキルを証明するためにポートフォリオは絶対に必要です。ポートフォリオとは、自分のスキルを評価してもらうための作品だと思ってください。例えば架空の会社の商品バナーやLP、Webサイトを作るということです。実務経験がなくても、この人なら採用後も仕事を任せられると思わせれば、採用のチャンスが広がります。

Webデザイナーを目指すわけですから、ポートフォリオをWeb上で作り、書類審査や面接の際にURLからすぐ見れるようにしておきましょう。Webサイト名とURL、Webサイトのキャプチャー、制作人数、製作期間、自分が担当した箇所 工夫点などを記入しておくと採用担当者に親切です。ぶっちゃけポートフォリオサイトを作るのはかなりの手間です。でもだからこそ、ポートフォリオサイトを真面目に作りこむことで熱意やスキルが伝わります。面倒ではありますが、時間と労力をかけるほど自信の武器となるのです。

Webデザイナー未経験者が転職を成功させるには?

未経験での転職は、零細企業を狙え

Webデザイナーは異業種出身で未経験から始める人も多い職業です。ですがサイトに掲載されている求人には「経験1年以上」「経験3年以上」というものが多いのも現実。たまに「未経験可歓迎」や「未経験OK」と書かれているものはありますが、あまりにも少なすぎます。まあ雇う側からすれば、教育コストをかけるくらいなら経験者のほうがいいと考えるのは自然なことです。

ですが世の中には、未経験で安く働いてほしいという零細企業が実はたくさんあります。正社員は無理だけど、バイトで働いてほしいと思ってる社長さんは目に見えないだけで存在します。小さい企業の社長さんは、たいていの場合あり得ないくらい忙しいので、Web周りのことをやっている余裕がありません。かといって経験者を雇ってゴリゴリWebを強くしたいとも思ってません。

僕は営業からWebに転職した際、小さなゲーム会社のホームページを1つずつ見ていきました。Webデザイナーやホームページ制作者の求人にすべて応募していきました。メールが返ってこない会社も多かったですが、3社ほど面接をしていただき、転職に成功しました。転職サイトを見るのは大事ですが、直接、資本が小さい企業のホームページをのぞいてみてください。たまに求人募集してます。

転職エージェントで無料相談

企業に直接相談する勇気がでなかったり、応募していいかどうか迷ったときには、転職エージェントへの相談がおすすめです。転職エージェントは、企業にかわり親身に相談に乗ってくれます。なぜならそれで実際に転職してくれたら、転職エージェントにキックバックがありますから。応募企業ごとに問合せするのが億劫で面倒なら、無料で転職エージェントを利用すれば、まとめて確認できてらくちんです。無料でエージェントを利用するだけ利用して、本当に転職するかどうかは別の話ですからね(小声)。

また、転職エージェントや転職サイトには「非公開求人」と呼ばれるものがあります。非公開求人とは、一般に公開されていない求人です。応募が大量にきても困る企業や、ちゃんと条件に適合する人だけを集めたかったり、募集しているのを他社や自社の人たちに知られたくなかったり、非公開とする理由は様々です。なのでこれまで一般公開されている求人しか探さなかった人は、思いがけない求人が見つかるでしょう。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイト:
自分で好きな求人を探して、応募から面接まで一人で進めていく。勤務地や職種、スキルから全国の求人情報を検索可能。職務経歴や転職希望条件に興味を持った求人企業からオファーが届くことも。例えばリクナビNEXTでは無料で会員登録すると、気になる企業をリストアップできるようになる。

転職エージェント:
業界に詳しい専門のキャリアカウンセラーがつき、自分に合った求人を紹介、応募書類の準備、面接対策と日程調整、推薦文の作成、条件交渉、入社までフォローしてくれる。業界事情についての相談も可能。費用は無料なので複数社を登録し、気の合うカウンセラーを見つけて使い倒すとお得。

それぞれにメリットデメリットがあります。現実路線でいうと併用がお勧めです。転職サイトで好きな求人に応募しつつ、書類選考の通過率を高めるために転職エージェントを利用すれば、いいとこどりができるからです。併用はみんなやっていることなので心配無用。ちなみに各転職エージェントは持っている求人が異なるため、複数登録しておくことで自分にベストな企業を選択できます。

転職エージェントは、転職者の入社が決まって初めて売上になるビジネスです。よって、積極的に入社を薦めてくる場合があります。もちろん自分に合った求人を紹介されますが、中には売上のためにミスマッチな求人を紹介されることもあります。そういう時は、ちゃんとお断りしましょうね。

転職までのズル賢い流れ

転職サイトと転職エージェントを併用して、最も自分の望む転職に繋げます。
あまり大きな声では言えないので、控えめにさらっとお伝えします。

1.転職サイトで気になる求人を見つける
自分の希望に近い企業をいくつかピックアップしておきましょう。給料や勤務時間、勤務場所など、自分が望む条件を見直すきっかけにもなりますから。

2.求人を転職エージェントに伝える
転職エージェントを経由した方が書類選考通過率は上がります。転職サイトには載ってない求人も教えてもらえば、一石二鳥ですね。

3.転職エージェントから推薦状付きで応募
あなたが転職に成功した段階で、転職エージェントは転職先企業から報酬がもらえます。転職者のオファー年収の30%~40%程度が報酬相場です。

4.面接日調整や給料交渉を代行させる
転職先に入社する前に給料交渉は済ませておきましょう。入社後に給料交渉はやりづらいですからね、エージェントに頼ります。

転職エージェント利用の流れ

転職エージェントに登録したあと起こること9ステップ

すでに利用経験のある人からすれば何も怖いことはないのですが、初めて転職エージェントを使うときは不安な気持ちになります。
本当に自分程度のスキルしかない人間が利用していいのか、転職サイトのほうが知ってるし安心、あんまり人と会いたくないし、みたいなことを考えがちです。
不安な人に言えることはただ一つ、流れに身を任せれば大丈夫です。
もしダメだと思ったら利用をやめればいいだけ、脅されることもないので安心してください笑。
とはいえ、登録から内定までの大まかな流れだけ把握しておきましょう。

1.登録

転職エージェントの公式サイトから登録します。
登録しないことにはなにも始まりません。
Webデザイナーにおすすめの転職エージェント4選は以下の通り。
マイナビクリエイター
レバテッククリエイター
DODAエージェント
マスメディアン

2.キャリアコンサルタントからの連絡

登録後数日以内に、担当のキャリアコンサルタントから電話かメールで連絡がきます。
ヒアリングでは以下のようなことが聞かれるので、考えておきましょう。
・転職したい業界、職種
・転職したい時期
・転職先での希望年収
ヒアリング後は、キャリアコンサルタントと面談する日程を調整します。
転職エージェントのオフィスに直接訪問するか、または担当のコンサルタントが近くまで来てくれることもあります。
場合によってはオンライン面談も可能です。

3.面談

初回の面談で話す内容は、以下のようなものです。
・これまでのキャリアについて
・自分の強みとなるスキル
・転職できそうな企業があるかの検討
・職務経歴書の整理
・希望する職務内容やワークライフバランスについて
自分のキャリアや要望をある程度まとめておくことで、スムーズな面談となります。
Web業界に詳しいキャリアコンサルタントと話す中で新たな気づきもあるでしょう。
面談の中で少しずつ自分の考えをまとめていきましょう。
担当キャリアコンサルタントと自分との相性は、運次第です。
相性が悪いと感じた場合は、他の転職エージェントを検討しましょう。

4.求人紹介

担当のキャリアコンサルタントから、自分のスキルや要望に沿った求人を紹介してもらえます。
そのエージェントしか扱っていない求人もあるため、自分で探しても出てこなかった企業があるでしょう。
魅力的な求人が見つからない場合もあるので、同時に他のエージェントも利用したほうが良いです。

5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、履歴書や職務経歴書を作成しますよね。
書類通過しやすくするため、担当のキャリアコンサルタントが添削してくれます。
自分で書いた履歴書や職務経歴書は、たいてい自分がいいと思い込んでいるだけです。
専門家による客観的な意見を反映させることで、圧倒的に通りやすくなります。

履歴書:志望する企業に対し、応募者の基本情報や学歴、職歴、取得資格などが一覧でわかる書類。
職務経歴書:所属企業やプロジェクトごとの業務を伝え、意欲よりもスキルや経験を重視した書類。

6. 求人に応募

ベストな履歴書・職務経歴書が完成したら、担当のキャリアコンサルタントが推薦文を添えて企業に応募してくれます。
自分の良さは案外自分では分からないものです。
客観的な自分の魅力を、担当のキャリアコンサルタントが企業に伝えます。
面倒な作業や手続きはすべて丸投げでいいので、めちゃくちゃ楽です。

7.面接対策

本番はここから、書類審査に通れば次は面接です。
応募した企業の面接担当者が、この人と働きたいと思わせる回答をしなければなりません。
どんな質問がとんでくるのか、どのように答えるのが好ましいのか、自分がアピールすべきことはなにか、アドバイスを貰いましょう。
本番前に模擬面接を受けておくと、当日のトークは飛躍的によくなります。
また、面接の日時調整は担当のキャリアコンサルタントが行ってくれます。

8.面接本番

ここまで培ってきた成果を出すときです。
しっかり面接対策した自分をほめてあげてください。
企業の求める人物像に自分がふさわしいことをアピールできるはずです。

9.内定

内定が出たら、担当のキャリアコンサルタントが給料交渉や入社日の調整を行ってくれます。
面接に落ちてしまった場合には、人事担当者からのフィードバックを担当のキャリアコンサルタントが伝えてくれます。
落ち込む必要はありません、次の面接に生かすことができるのですから。
もし現在勤める会社の退職手続きが不安な場合は、どのように報告するべきかといった方法や手続きを教えてくるので安心です。

分からないことは、転職エージェントにきいてみよう

転職エージェントは、ぶっちゃけキャリアコンサルタント次第。外れなキャリアコンサルタントに当たってしまったら、担当者を変えてもらいましょう。もし言いづらいなら、他の転職エージェントに切り替えてください。ぶっちゃけ転職の意思は低いけど、キャリアについての相談をするためだけに登録する人は実際にたくさんいます。登録してからすぐに求人紹介されるわけではありません。キャリアコンサルタントの面談で、まだ迷っている場合は率直にその気持ちをを伝えましょう。まともなキャリアコンサルタントなら、求人提案なしのキャリア相談にも応じてくれます。転職サイトと並行して、情報収集のために割り切って使うのもありっちゃありです。

求職者は無料で転職エージェントを利用できます。無料でなるべく希望に沿った求人を紹介してれるんですから、使わない理由がありません。転職エージェントのビジネスモデルは、採用が確定した時点で企業からお金をもらう「成果報酬型」。もし本当に入りたい企業を見つけてくれれば書類審査を受けてみる、くらいの軽い気持ちで始めてみましょう。近い将来に備えて、在職中に少しずつ転職エージェントで活動しておくのが無難です。仮に転職を迷っていても、まずは業界の情報収集から。それでももし不安や疑問点があれば、例えば以下のようなことを転職エージェントに直接質問してください。

・今後のキャリアを考えた時、本当に転職すべきなのか
・今の職場と円満退職するにはどうしたらいいか
・転職を家族にはどう伝えるべきか
・書類通過率・一次面接通過率・内定獲得率は
・面接を終えた後のフォローはあるか
・面接で落ちた場合、企業からフィードバックはもらえるのか
・面談や職務経歴書の添削、模擬面接の利用回数に制限はあるか
・キャリアアドバイザーを変更することはできるか
・将来的にWebデザイナーへ転職したいが、どのような準備が必要か
・キャリアアドバイザーとのキャリア面談は、電話でも可能か
・入社後も、望めば長期的にキャリアアップを支援してくれるのか
・具体的な転職活動のステップを教えてほしい

キャリアコンサルタントは、企業の担当者と連絡を取っているので、各企業のリアルな状況や中途採用者の活躍度合いも理解しています。募集要項だけでは分からない実情を教えてもらえます。入社後のミスマッチは、企業も転職エージェントも求職者も、防ぎたいところですからね。いま一度、自分のキャリアを見つめなおし、キャリアコンサルタントと共に仕事の方向性を検討することをお勧めします。

客観的な意見をもらうことがどれだけ重要か、もうお気づきなのではないですか?個人的な感覚では、無料で4つほどの転職エージェントに登録して、キャリアコンサルタントとの面談で相性を確認してから、最終的に1~2人に絞るのが最も合理的で成功確率が高いです。

マイナビクリエイター
Web職・ゲーム業界に特化しており、Web・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーが質の高い求人を紹介。業界トップクラスの保有求人数だからこそ、異業種で働いていても現実的に転職が可能です。実際に公式サイトからどんな求人があるのか、探してみましょう(20代~30代が対象です)。また納得いくまで専任のキャリアアドバイザー寄り添ってくれて、ポートフォリオの作り方まで教えてくれます。クリエイティブ職に興味があるなら登録必須。※拠点:東京、神奈川、千葉、埼玉

レバテッククリエイター
Web・ゲーム系を中心とした案件に強いことで有名です。業界の技術に精通した専門のコーディネーターが、案件への参画前から参画後までサポートしてくれます。Webデザイン未経験者でも、いろんな話を伺って業界についての理解度を深めるのは全然ありです。またスキル次第で、経験年数が短くてもフリーランスとして高単価の案件に参画することも可能。宿泊施設やスポーツクラブ、映画館の優待チケットなど、特典がついてることもあるので地味に嬉しいですね。※拠点:東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪

DODAエージェント
日本最大級の転職エージェントDODAは、多くの非公開求人を扱っていることで有名です。非公開求人は、dodaサイトや求人企業のサイトでも公開されていないようなプレミアムな求人情報です。一般公開すると応募殺到が予想される求人や、求人企業内でも極秘のポジションの求人なども多数含まれています。自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。もちろん企業へのエントリー、選考結果のお知らせ、面接日程の調整、内定までをトータルサポートしてくれます。※拠点:北海道・宮城・東京・神奈川・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡

マスメディアン
マーケティング・クリエイティブ系職種に強みを持つ転職エージェントです。クリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行していることから、豊富な人脈で転職者を支援しています。「UIデザイナー・Webデザイナー」という項目から、求人を確認してみましょう。一般企業のWebクリエイティブ部門の求人がたくさん見つかります。業界・職種に精通した専門特化型キャリアコンサルタントから、無料で的確なアドバイスが聞けます。※拠点:東京・大阪・名古屋・福岡・金沢

Webデザイナーにならなかった人生

もしあなたがWebデザイナーになるのを諦めたとしても、後悔することはないでしょう。

やり切ったのであればの話ですが。

僕はやり切りました。営業があまりに嫌すぎて、なんとしてでもWebデザイナーになるという意思で乗り切りました笑。でもあなたは当時の僕と違って、今のライフスタイルに満足しているかもしれません。それは幸せなことです。僕はWebデザイナーになって初めて、充実したライフスタイルを実感できました。

あなたが自分らしくいられるなら、仕事はなんだっていいはずです。趣味でWebサイトを作れば、Webデザイナーの楽しさを実感することは可能です。あまり肩ひじ張りすぎず、気楽に考えてみてほしいと思う一方。もしあなたがWebデザインを人生最後の仕事としたいのであれば、今が頑張り時です。あなたを向かい入れる企業は既にあります。次はあなたの番です。

“All you need in this life is ignorance and confidence, and then success is sure.”
人生で必要なものは無知と自信だけだ。これだけで成功は間違いない。
-Mark Twain

Webデザインという仕事は、本質的に時間と場所とを問いません

もちろん職場によって労働環境は異なりますが、本来ならばいつどこで仕事をしたっていいはずです。クライアントが望むWebサイトさえ構築できれば。自宅で深夜にカップラーメンを食べて音楽を流しながら作業してもいいし、旅館で朝風呂したあとリラックスした状態で作業してもいいんです。
営業職や事務職だとこうはいきません。クリエイティブ系の仕事と違って、何かを制作するわけではありませんから、顧客や職場環境に大きく依存します。僕たちはメーカーになるべきです。いつだって自由に最も近いのは、作り手の方です。

まだ一歩踏み出すのが不安ですか?

転職サイトや転職エージェントと並行しながらこれら口コミサイトを覗いてみると、表も裏も全て知ることができます。そして実際にWeb制作の現場にいた人たちの生の声を聞くと、良い面や悪い面、どちらにも触れることとなります。また職場によっても様々だということが分かります。Webデザイナーに限らず、どんな職業だって両面あるのが当たり前でしょう。その上で今の仕事を放り投げてでもWebサイトを作りたいという気持ちがわいてくれば、もう心は晴れやかです。もやもやした感情はなくなり、スキルを磨くことに集中できます。

転職会議
『転職会議』は現社員や元社員によるリアルな企業の職場環境や年収、業務の話、退職理由などを見ることができます。裏側を覗き見るような感じですね。また企業の求人や会社の様々な情報、面接対策なども投稿されています。気になった求人が見つかった場合は、ブックマークに登録したり、その求人に応募することができます。Webサイトの制作会社を検索したり、Webデザイナーのコメントを見ておくと参考になるかもしれません。正社員のコメントだけでなく、派遣社員や契約社員の口コミもあるので、色んな立場の人の意見を見ることができます。

careeana(キャリーナ)
転職やキャリア形成のために、興味のある職種や企業、働き方のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。サービスの仕組みとしては、ビデオ通話機能を搭載しているので、オンラインで気軽にキャリア経験談を聞けるようになっています。いわばキャリア経験談に特化したメルカリのようなイメージです。充実の検索機能で、まさに求めていたピンポイントなキャリア経験談が見つかります。もしも有益な経験談が見つからなかったら、逆に自分のキャリア経験談を話してみましょう。30分で最大10,000円の報酬を得られるとか。

ミイダス
『ミイダス』は、いくつかの質問に答えるだけで、現時点での自分の市場価値(年収)を調べることが出来ます。つまり、応募すべき求人のレベルがわかります。転職において提示されるオファー金額の妥当性を判断する材料にもなります。転職におけるオファー年収は、転職活動において最も重要なことです。そうですよね?転職エージェントに年収を交渉してもらうとしても、自分の市場価値くらいは自分で把握しておかないとお話にならないので、ぜひ試してみてください。登録が簡単なのに加え、スカウトを待つ仕組みなので、すんごいラクです。