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まつもとです。2015年に九州から上京してきて、Webデザインをやっています。正直最近は、動画制作や3Dの方が最近は好きです。でもやっぱり、Webデザイナーという仕事は楽しいです。新卒でやって営業やって1つも売れず1年たたずに辞めました。家でデザインやってるのが最高です。このWebページも作ってる最中ニヤニヤしてました。社会人からWebデザイナーを目指す転職希望者に向けて参考になれば幸いです。

Web業界への転職は、難しくない

Web業界の人は転職しがち

そもそもWeb業界で働く人の転職回数はほかの業種と比べて多い傾向にあります。私自身20代で3回の転職を経験して、30歳からフリーランスとなりました。新卒で地獄の営業マン人生がスタートし、1年もたたないうちに辞めて独学でWebデザイナーとして転職しました。Web業界に入ってからは2回転職しています。

20代で3~4回転職することに違和感を覚えるかもしれませんが、周囲に聞いてみると大体そんなもんです。ぶっちゃけ1~2年もその会社で働けば、身につくスキルは頭打ちします。次なる新しいスキルを手に入れるために転職するんです。Web業界はテクノロジーの発展が早いので、立ち止まることは衰退を意味します。なので上昇志向のある人は日々スキルアップに努めます。好奇心があり挑戦するマインドの人は、会社を変えながら自己成長していく感じです。

異業種からWebへの転職者が多い

Web以外の業界から入ってくる人も多いです。元々は化粧品の販売してたとか、運送してたとか、経理やってたとか、色んな人がいます。専門学校に通ってそのままWebデザイナーになったという人ばかりではありません。専門学校に通った人のほうがスキルが高い、というわけでもありません。専門学校に通ったことのない僕の個人的な感想ですが、専門学校で学べることなんてたかが知れてます(たぶん)。

令和の時代にもなって専門学校行ってるほうが金と時間の無駄です。最低限必要なスキルを身に着けて、Web系の会社の面接を受けまくったほうが圧倒的にコスパもいいしスキルも伸びます。とにかく早くWeb業界に飛び込むことが先決です。いきなり正社員じゃなくても全然問題ありません。僕自身、最初の1社目はバイトでしたが、2社目ではWebデザインの経験が溜まったことで正社員になれました。

とにかくWeb業界に飛び込む、それだけです。スキルも金は後からついてきます。専門学校で学べることなんてたかが知れてるように、独学で学べることもたかが知れてます。言うまでもなく、現場で学べることはあまりにも大きすぎます。今のあなたの仕事が現場でしか学べないことが多いように、Web業界でも現場が全てです。悲しいかな、結局のところ傷つきながら前に進んでいくしかないという現実を受け入れましょう。みんなが通ってきた道です。

営業からWebデザイナーに社会人転職した僕

1日のうち8時間以上も労働へ費やし、月に20万円程の給料をもらう。8時間?20日間=160時間。僕は毎月160時間もつまらない営業をやっていると自覚した時、転職を決意しました。

もちろん全ての労働がつまらないわけではありません。

営業職に向いている人、結果を出せる人、楽しめる人にとっては、僕と真逆の認識となるはずです。つまり、人によってその職業に対する考え方は全く違うということ。営業を面白いと思えるか、長い人生をかけてやりたいと思えるか、給料に見合っていると思えるかは、人によって違います。

僕にとって営業はつまらない仕事だったというだけです。

というか絶望的に向いてなった。全く売れませんでした。新規飛び込みでチャイムを押して名乗った瞬間に門前払い。商売の難しさを知れたのは良かったですが、僕の心も身体も長くはもちませんでした。1年もせずに退職し、なんとなく興味のあったWebの世界へと方向を定めます。

パソコンのスキルなんてほとんどなかった僕ですが、独学でWebデザイナーになることができました。

できるんです。Udemyなどを利用し、適切なカリキュラムを遂行すれば。正直僕は自分勝手な発想で勉強していたので、かなり遠回りをしました。転職できたのはほぼ奇跡です。今より求められるハードルが低かったとしか言いようがありません。でも、一定の時間とお金を費やし、努力を積めば誰だってWebデザイナーになれるんです。僕がなれたんだから。

Webデザイナーへの転職で求められるスキル

勉強すること多すぎ問題

Webデザイナーになりたいけど、勉強することが多すぎて心が折れるのは当たり前です。ネットで調べればあれもこれもと身に着けるべきスキルが提示されていますから。もちろん人それぞれで目指すべきゴールが違うので一概には言えませんが、僕の考えるWebデザイナーとして必要なスキルは3つに集約できます。あえて以下に記して心を折にかかりますが、安心してください。最初からこんなに覚える必要全くありません。どれか1つを身に着けてポートフォリオで実力を示せれば転職は可能です。迷ったらとりあえず、デザインだけできればOKです。

コーディング / プログラミング

HTML・CSSという2つコーディング技術を用いて、インターネット上にレイアウトを整えたうえでデザインを落とし込みます。さらに高度なプログラミングスキルとしてJavaScriptを身につけると、アニメーションなどを作ることも可能です。また、JavaScriptをさらに簡単に使えるようにしたjQueryの技術を習得するとよいでしょう。

デザイン

PhotoshopやIllustratorの使用はもちろんのこと、ブランドイメージに沿った配色やユーザーファーストのレイアウト、適切なフォント選びなど、デザインは総合的な要素が組み合わさり表現されます。そしてクライアントの要望を形にする工程や、提案によってより成果の出るサイトにしていくことも、デザインの一部です。

マーケティング

Webデザイナーの最も重要なミッションは、デザイン性に優れたWebサイトを作ることではありません。集客に貢献し、クライアントの売り上げを最大化させるWebサイトを作ることです。つまり、マーケティングを理解することが求められます。現場での実践を通じて習得していくという心構えをしておくべきでしょう。

事前にすべてを習得するのは不可能

勉強するのがめんどくせえなと思うでしょう。でも焦る必要はありません。仕事を任せられる中で、そのたびに覚えればいいのですから。事前にすべてを習得してから仕事に臨みたいという望みは捨てましょう、無理です。僕は今でも、わからないことがあるたびにググって調べてその場で対応してます。そんなもんです、実際のところ。基礎だけわかってれば、応用はその場でググることで全然対処可能ということを知ってください。

もしかしたら自分はWebディレクターになりたいという人もいると思います。Webディレクターは全体を管理して、制作の方向性を調整していく役割です。Webディレクターは、顧客とのコミュニケーション、現場に必要な人員や予算の確保、スケジュール管理、作業上の指示・アドバイス、関係者への報告やそのための書類作成などを行います。

Webデザイナーはあくまでデザイン面を中心にした作業担当者です。指示を受けて、フレームワークやデザインカンプの作成、素材・パーツ作り、時にはコーダーとしても作業しますね。作業自体は楽しいですが、30代になって感じることは、結構体力的にしんどいということです。40代、50代になってディレクターになりたい場合でも、制作全体の流れや各セクションの作業内容を知っておいたほうがいいので、デザイナーとしての経験は大いに役立ちます。

にしても、すべては現場で学ぶしかありません。転職前にすべてを学ぶのはそもそも不可能です。どんな仕事でも事前予習が現場で通用するとは限りませんよね。Web業界でも同じです。Web業界に興味がある人は、頭でっかちになりがちな印象があります。不安な気持ちはよくわかりますが、現場で使わないスキルを覚えても、正直無駄ですよ。

このスキルの基本だけで転職可能

それでも、どうしても、転職するのが不安な場合は以下の4スキルの「基本だけ」習得してください。
・HTML5
・CSS3
・Photoshop
・Illustrator

UI・UXに関する知識も学んどかなきゃ、あとjQueryとJavaScriptとPHPも…なんて思わなくて大丈夫。ひとりでデザインからコーディングまで最低限扱えれば、簡単なWebページを作れます。クオリティはともかく、完成させたということが素晴らしい。この段階で実質的には「経験1年以上」のレベルに相当するでしょう。間違っても、最初から規模の大きなWebサイトを作ろうなんて言う無謀なことはやめてください。1年目で求められることは、指示されたとおりに1ページ作れるということです。

もちろん企業によっても、Webデザイナーに求めるスキルはさまざまです。応募条件に当てはまっているか不安でも、実際に応募する際には、先に求人企業側に手持ちのスキルを伝え、求人条件に合っているのかどうかを問い合わせてみましょう。求人企業側も相談に乗ってくれることがあるかもしれません。相談や面接は、いくらやっても無料です。

ポートフォリオは必須

実務経験がなかったとしても、自身のデザインスキルを証明するためにポートフォリオは絶対に必要です。ポートフォリオとは、自分のスキルを評価してもらうための作品だと思ってください。例えば架空の会社の商品バナーやLP、Webサイトを作るということです。実務経験がなくても、この人なら採用後も仕事を任せられると思わせれば、採用のチャンスが広がります。

Webデザイナー未経験者が転職を成功させるには?

未経験での転職は、零細企業を狙え

Webデザイナーは異業種出身で未経験から始める人も多い職業です。ですがサイトに掲載されている求人には「経験1年以上」「経験3年以上」というものが多いのも現実。たまに「未経験可歓迎」や「未経験OK」と書かれているものはありますが、あまりにも少なすぎます。まあ雇う側からすれば、教育のコストをかけるくらいなら経験者のほうがいいと考えるの当然のことです。

ですが世の中には、未経験で安く働いてほしいという零細企業が実はたくさんあります。正社員は無理だけど、バイトで働いてほしいと思ってる社長さんは目に見えないだけで存在します。小さい企業の社長さんは、たいていの場合あり得ないくらい忙しいので、Web周りのことをやっている余裕がありません。かといって経験者を雇ってゴリゴリWebを強くしたいとも思ってません。

僕は営業からWebに転職した際、小さなゲーム会社のホームページを1つずつ見ていきました。Webデザイナーやホームページ制作者の求人にすべて応募していきました。メールが返ってこない会社も多かったですが、3社ほど面接をしていただき、転職に成功しました。転職サイトを見るのは大事ですが、直接、資本が小さい企業のホームページをのぞいてみてください。たまに求人募集してます。

転職エージェントで無料相談

それでも相談する勇気が出なかったり、応募していいかどうか迷ったときには、転職エージェントへの相談がおすすめです。転職エージェントは、企業にかわり親身に相談に乗ってくれます。なぜならそれで実際に転職してくれたら、転職エージェントにキックバックがありますから。応募企業ごとに問合せするのが億劫で面倒なら、無料で転職エージェントを利用すれば、まとめて確認できてらくちんです。無料でエージェントを利用するだけ利用して、本当に転職するかどうかは別の話ですからね(小声)。

また、転職エージェントや転職サイトには「非公開求人」と呼ばれるものがあります。非公開求人とは、一般に公開されていない求人です。応募が大量に着すぎても困る企業や、ちゃんと条件に適合する人だけを集めたかったり、募集しているのを他社や自社の人たちに知られたくなかったり、非公開とする理由は様々です。なのでこれまで一般公開されている求人しか探さなかった人は、思いがけない求人が見つかるでしょう。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイト:自分で好きな求人を探して、応募から面接まで一人で進めていく
転職エージェント:業界に詳しい専門のキャリアカウンセラーがつき、自分に合った求人を紹介、応募書類の準備、面接対策と日程調整、推薦文の作成、条件交渉、入社までフォローをしてくれる

それぞれにメリットデメリットがあります。現実路線でいうと併用がお勧めです。転職サイトで好きな求人に応募しつつ、書類選考の通過率を高めるためには転職エージェントを利用すれば、いいとこどりができるからです。併用はみんなやっていることなので心配無用。ちなみに各転職エージェントは持っている求人が異なるため、複数登録しておくことで自分にベストな企業を選択できます。

転職エージェントは、転職者の入社が決まって初めて売上になるビジネスです。よって、積極的に入社を薦めてくる場合があります。もちろん自分に合った求人を紹介されますが、中には売上のためにミスマッチな求人を紹介されることもあります。そういう時は、ちゃんとお断りしましょうね。

転職までのズル賢い流れ

転職サイトと転職エージェントを併用して、最も自分の望む転職に繋げます。
あまり大きな声では言えないので、控えめにさらっとお伝えします。

1.転職サイトで気になる求人を見つける
自分の希望に近い企業をいくつかピックアップしておきましょう。給料や勤務時間、勤務場所など、自分が望む条件を見直すきっかけにもなりますから。

2.求人を転職エージェントに伝える
転職エージェントを経由した方が書類選考通過率は上がります。転職サイトには載ってない求人も教えてもらえば、一石二鳥ですね。

3.転職エージェントから推薦状付きで応募
あなたが転職に成功した段階で、転職エージェントは転職先企業から報酬がもらえます。転職者のオファー年収の30%~40%程度が報酬相場です。

4.面接日調整や給料交渉を代行させる
転職先に入社する前に給料交渉は済ませておきましょう。入社後に給料交渉はやりづらいですからね、エージェントに頼ります。

分からないことは、転職エージェントにきいてみよう

例えば以下のようなことを尋ねてみましょう。
転職の意思が固まってない段階での相談にも応じてくれます。

転職エージェントは、ぶっちゃけキャリアアドバイザー次第。外れなキャリアアドバイザーに当たってしまったら、担当者を変えてもらいましょう。もし言いづらいなら、他の転職エージェントに切り替えてください。時間がもったいないですからね。
無料なので、在職中に少しずつ転職エージェントで活動しておきましょう。仮に転職を迷っていても、業界の情報収集に使えます。

・今後のキャリアを考えた時、本当に転職すべきなのか
・今の職場と円満退職するにはどうしたらいいか
・転職を家族にはどう伝えるべきか
・書類通過率・一次面接通過率・内定獲得率は
・面接を終えた後のフォローはあるか
・面接で落ちた場合、企業からフィードバックはもらえるのか
・面談や職務経歴書の添削、模擬面接の利用回数に制限はあるか
・キャリアアドバイザーを変更することはできるか
・将来的にWebデザイナーへ転職したいが、どのような準備が必要か
・キャリアアドバイザーとのキャリア面談は、電話でも可能か
・入社後も、望めば長期的にキャリアアップを支援してくれるのか
・具体的な転職活動のステップを教えてほしい

Webデザイナーにならなかった人生

もしあなたがWebデザイナーになるのを諦めたとしても、後悔することはないでしょう。

やり切ったのであればの話ですが。

僕はやり切りました。営業があまりに嫌すぎて、なんとしてでもWebデザイナーになるという意思で乗り切りました笑。でもあなたは当時の僕と違って、今のライフスタイルに満足しているかもしれません。それは幸せなことです。僕はWebデザイナーになって初めて、充実したライフスタイルを実感できました。

あなたが自分らしくいられるなら、仕事はなんだっていいはずです。趣味でWebサイトを作れば、Webデザイナーの楽しさを実感することは可能です。あまり肩ひじ張りすぎず、気楽に考えてみてほしいと思う一方。もしあなたがWebデザインを人生最後の仕事としたいのであれば、今が頑張り時です。あなたを向かい入れる企業は既にあります。次はあなたの番です。

“All you need in this life is ignorance and confidence, and then success is sure.”
人生で必要なものは無知と自信だけだ。これだけで成功は間違いない。

-Mark Twain

Webデザインという仕事は、本質的に時間と場所とを問いません

もちろん職場によって労働環境は異なりますが、本来ならばいつどこで仕事をしたっていいはずです。クライアントが望むWebサイトさえ構築できれば。自宅で深夜にカップラーメンを食べて音楽を流しながら作業してもいいし、旅館で朝風呂したあと自然の音をバックに作業してもいいんです。
営業職や事務職だとこうはいきません。クリエイティブ系の仕事と違って、何かを制作するわけではありませんから、顧客や従業員に大きく依存します。僕たちはメーカーになるべきです。いつだって自由に最も近いのは、作り手の方です。

まだ一歩踏み出すのが不安ですか?

転職サイトと並行しながらこれら口コミサイトを覗いてみると、表も裏も全て知ることができます。そして実際にWeb制作の現場にいた人たちの生の声を聞くと、良い面や悪い面、どちらにも触れることとなります。また職場によっても様々だということが分かります。Webデザイナーに限らず、どんな職業だって両面あるのが当たり前でしょう。その上で今の仕事を放り投げてでもWebサイトを作りたいという気持ちがわいてくれば、もう心は晴れやかです。もやもやすることもなく、スキルを磨いていくだけです。

・転職会議
『転職会議』は現社員や元社員からリアルな企業の職場環境や年収、業務の話、退職理由などを見ることができます。裏側を覗き見るような感じですね。また企業の求人や会社の様々な情報、面接対策なども投稿されています。気になった求人が見つかった場合は、ブックマークに登録したり、その求人に応募することができます。Webサイトの制作会社を検索したり、Webデザイナーのコメントを見ておくと参考になるかもしれません。正社員のコメントだけでなく、派遣社員や契約社員の口コミもあるので、色んな立場の人の意見を見ることができます。

・CREEDO(クリード)
転職やキャリア形成のために、興味のある職種や企業、働き方のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。サービスの仕組みとしては、ビデオ通話機能を搭載しているので、オンラインで気軽にキャリア経験談を聞けるようになっています。いわばキャリア経験談に特化したメルカリのようなイメージです。充実の検索機能で、まさに求めていたピンポイントなキャリア経験談が見つかります。もしも有益な経験だが見つからなかったら、自分のキャリア経験談を必要としている人に話してみると、30分で最大10,000円の報酬を得られるとか。

・ミイダス
『ミイダス』は、いくつかの質問に答えるだけで、現時点での自分の市場価値(年収)を調べることが出来ます。つまり、応募すべき求人のレベルがわかります。転職において提示されるオファー金額の妥当性を判断する材料にもなります。転職におけるオファー年収は、転職活動において最も重要なことです。そうですよね?転職エージェントに年収を交渉してもらうとしても、自分の市場価値くらいは自分で把握しておかないとお話にならないので、是非一度お試してください。登録が簡単なのに加え、スカウトを待つ仕組みなので、とてもラクなのも魅力的。