ページを選択

Webデザイナー未経験者こそWebマーケティングを学ぶべき理由

デザイナーを目指してると、自分のかっこいいデザインを世の中に出していきたいんだというような思いがあるかと思います。
僕も最初の頃はありました。
でも途中で気づいたんですね、デザイン以上にマーケティングの方が重要だって
どっちかというと、マーケティングの中にデザインは含まれますよっていう感じです。

もしかしたらこのブログでガラッと考えが変わる人もいるかもしれないですし、自分はやっぱりデザイン一本で生きていくんだっていう人もいると思います。
それはそれでもちろんいいと思います。

ただなるべく心をフラットにして聞いて頂けるとありがたいなと思います。
自分の一旦今持ってらっしゃる価値観とか考えは一旦端の方に置いておいてもらえると助かるなと思います。

デザインとは単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない
どう機能するかだ
スティーブ・ジョブス

ジョブスの場合はパソコンとかスマートフォンでしたけど。
僕たちのフィールド、WEBサイトに置き換えて見るとどうか。
サイトの見た目じゃなくて、サイトで集客して販売まで繋げられてるかってことだと思います。
その集客と販売がマーケティング、だとここでは定義します。
もっと分かりやすくシンプルに言うならば、デザイン<マーケティングということです。

スタバが売ってるのは「第3の場所」

スターバックスの事例はよくマーケティングで取り上げられます。

CEOだったハワード・シュルツ氏は、「スターバックスはコーヒーを売っていません」

って言ってましたね。
スタバが売ってるのは、「第3の場所」

コーヒー屋さんってスターバックス以外にも、タリーズとか 椿屋コーヒーとかドトールとか他にももっといっぱいありますね。
その中でスターバックスは、サードプレイスというコンセプトで確固たる地位を築きました。
自宅でもない、職場でもない、自由に落ち着ける、ちょっとリッチな空間がスタバですよと。
うまいコーヒーを出す以上に、空間づくりに力を注いでます。

たまにスタバ行くんですけど、必ず読書してる人とか、勉強してる人がいるんですよね。
家でもできると思うんですけど、スタバの方がいいっていう感情が働くんでしょうね。
疲れたサラリーマンがゆっくりくつろいでコーヒー飲んでる姿も見かけます。
とにかく、居心地がいいですよね。

大体チェーン店って、回転率が大事なのであえて椅子を固くしたり、アップテンポな音楽かけてたりするんですけど、真逆です。
お客さんのために、ストレスのない環境を作り続けてますよね。
インテリアの落ち着いた配色、適度な照明の強さ、心地よいBGM、。
長く滞在してもらって構わないというスタンスです。

出かけた先でちょっとゆっくり腰を下ろしたかったら、とりあえずスタバ入りません?
スタバにいけば、確実にリラックスできるっていう、安心感が半端ないですよね。

Webサイトも見込み客が集まるような空間にする

WEBサイトを作る場合でも、本質的にはスタバと同じなんですよ。
見込み客が集まるように作らないと、本当に集まらないですから。
人が集まらないということは、売上は0です。

LPにしてもHPにしても、ブログにしても、どうやって集客して、どうやって購入してもらうかという重要なミッションを持ってるんですね。
それを学んでいただければと思います。
Webデザイナーの仕事はデザインというのももちろんあるんですけど、それ以上に見込み客を集めて売り上げを作ることです。

例えば、1000人が毎月アクセスしてくれて、そのうち5%が1000円の商品もしくはサービスを購入してくれたら売上はいくらですか
1000人✕5%=50人
50人✕1000円=5万
そのWebサイト、LPは毎月5万を運んでくるということです。
アクセス数が2000人になって、10%が購入するサイトにしたら、20万ですね。

あとはどれだけ商品サービスの価値を高めて単価を上げられるかと、顧客満足度を高めてリピート率を高められるかでまた全然売上は変わってきますけど。

ひとまず僕たちの仕事は、Webサイト、LPからどれだけの売上を作れるかですね。
もし広告を出してたら広告費がかかってるので、売れないLPだった場合は赤字ですからね。
広告を出してアクセスしてもらっても売れないなら意味ないわけですよ。

つまり、集客できない、売上が作れないWebサイト、LPはデザイン的に優れていたとしても、商業的には存在価値がありません。
むしろ存在するだけで赤字が膨らむ存在にもなりかねないという、かなり責任重大な仕事だったりします。

デザインが中心ではなく、見込み客を集客して購入してもらうことが第一

僕は以前従業員14人くらいの小さなゲーム会社でデザイナーをやってたことがあるんですけど。
ゲームを売り込むための文章とかも僕が社長の企画書見ながら書いてました。
デザイナーとして初めて勤務した会社だったんですけど、サイト関係のデザインから文章までほぼ任されてました、小さい会社だったんで。

なので結構自分の好きなように最初やってたんですね。
そしたら先輩から言われたのが、

「デザインとしてのカッコよさよりもゲームの売り上げを最大化するようなサイトにして」

って言われました。
サイトの見た目を良くするのがデザイナーの仕事だと思ってたんですけど、そうじゃないと。
このサイトを見てもゲームを買いたいっていう風にならない。
SNS経由でこのサイトに来ても、すぐに離脱するよと。

僕にそういうことを言ってくれた先輩はゲームの企画もやってシナリオ構成もやってマーケティングもやってWEBサイト作ってオープニングムービーも作って原画に色を塗る作業もやって広報もやってっていう凄い人だったんですけど。

全否定されたので結構ショックだったんですけど、それからコピーライティングとかマーケティングの本を読んだりするようになりました。
僕みたいに小さい会社でデザイナーとして就職すると、もしかしたらデザイン以上のことを求められたりする場合があります。
その場合、どうやって集客して販売まで持っていくかっていう、マーケティングについて学ばざるを得ないです。

仮にデザインだけやってろ、あとはなにも考えなくていいっていう状況だとしても、どういう言葉をどういう順番で伝えていけばいいかっていうこととか知っておいた方がいいと思います。
伝える順番を間違えるとスクロールせずにすぐ離脱されます。

ということで、LPにしてもHPにしても、デザインが中心ではないんです。
見込み客を集客して買いたいって思ってもらえるようになってないと意味がないです。
マーケティングのためのデザインであって、デザインが中心じゃないってことですね。

自分はこういう表現がしたいという台詞はナンセンス

Web デザインっていうのは大きなくくりで言うとマーケティングの中に入ると思うんですね
企業の活動って、ドラッカー的に言うと二つしかないらしいんですけども
マーケティングとイノベーションですね。
マーケティングとイノベーションだけが企業にとって重要な活動で、それ以外のものはすべてコストであるっていう風にマネジメントっていう本の中で行ってるんですね

イノベーションっていうのは商品開発とかさらにその商品をどんどんどのよくしていくっていうことだと思うので
だとしたら、デザインはマーケティングの方に入るだろう
マーケティングってのは集客して販売するということですね
そしてデザインっていうのはその集客販売を助けるためのツールであるという風なことだと僕は認識しているんですけれども
そういった意味で集客販売に繋がらないデザイン、LP、HPってのはドラッカー的にはコストということになります

会社の中に入るとマーケティングを担当してる人がいますよね
どうやって集客していくかを考える人=マーケターだとひとまず思っててください
小さい会社だと社長が集客を考えてたりすると思うんですけど
社長とかマーケティングをやる人っていうのは、売上をどうやって作っていくかっていうことを常に念頭に置きながら逆算して考えてます

マーケターとか社長と話すときに、 Web デザインを担当している、 Web サイト制作をやる人が、自分はこういう表現がしたいとかいうのはナンセンスです
目指してる方向が商品の売上を作るっていう方向と、見た目の表現を良くするっていう風になっちゃうと足並みが揃わないんですよね
なので自分はこういう表現をしたいんですっていうセリフはちょっと注意が必要です
僕は最初の頃そういう発言ばっかりして注意されたので。

例えば、Photoshopでデザインした文字で画像として表示させたいとか思っても、社長とかマーケターの人からすると、それだと SEO 的に引っかからないから画像にしないでくれ、ということもあります。
表もなるべく画像じゃなくてtableタグを使ってくれとか

デザイナーやってたらやもっと凝った見た目にしたいとかなるんですけど
集客(検索上位に表示されるためのSEO)のためには画像じゃなくてGoogleのAIに文章を読ませた方がいいんですね
書き手が意図してない文章で検索に引っかかる可能性もあるので
詳しくは別の機会に話します

Webサイトの担当になったら、常にマーケティング(集客、販売)に繋がるデザインをするために、こういうことをやった方がいいと思うっていう発言をした方がいいです。
趣味でやるぶんにはもちろん自分の好きなかっこいいデザインを追求していいんですけれども
仕事としてLPとかHP、ブログを作るときは、センスを発揮した結果、見込み客に魅力が伝わりづらくなってしまう可能性があるので注意が必要です

全員野球って言葉がありますよね
ピッチャー、キャッチャー、内野、外野、それぞれのポジションでそれぞれの役割があります
みんな試合に勝つっていう一つの目標に向かって頑張ってます。
会社でも利益を最大化するっていう一つの目標に向かって頑張ってます。
そっからズレちゃ駄目ですね

試合になんて別に勝たなくたっていいや
プロになるために自分だけ活躍できればいいや
って思ってる甲子園球児いるかもわかんないすけど

でもみんなでチームで勝つために頑張ってるわけじゃないですか
WEBサイト作る人も、会社の売り上げを作るために頑張る
具体的にいうなら、WEBで集客して販売するということです

LP、HP、ブログは、ネット上の営業マン

LPに限らずHPもブログも含めて全てのWebサイトは、ネット上の営業マンみたいな感じなんですね。
デジタル上のオブジェみたいに飾り物として存在するんじゃなくて、見込み客を集めて販売まで導く24時間働き続ける優秀な営業マンであるべきということです。

別にビビらせるつもりはないんですけど、数字を意識しながらテストと検証と改善を繰り返しながら、アクセス数とか、クリック率とか、成約率とか、それぞれの角度をちょっとずつ上げていって売上を大きくしていきます
つまり最初に作ったWebサイト、LPは最悪なんです。

なんでこの部分で離脱されてるんだろうとか、ボタンのクリック率が低いんだろうとか考えて、仮説を立てて、テストして、いい方を採用して、ちょっと数字が改善される、みたいなことの繰り返しです。
一歩ずつ最高のWebサイト、LPを目指していくというような感じでしょうかね。

全てのWebデザイナーがここまで求められるか分からないですけど、このアクセス数とか、成約率を高めるのが本来のWebサイト制作者の仕事ですから、是非数字を意識してデザインしていただけるといいんじゃないかと思います。
デザインのレイアウトとか、背景色とかメッセージを伝える順番をちょっと変えただけでも数字って変わってくるので、感覚よりもデータを重視するのが大事だったりします。

僕は新卒で営業やってたんですけども、全然ダメな営業マンでした。
優秀な先輩営業マンについていったことがあるんですけど、その人はすごく数字にこだわってたんですね。
1日に何社訪問して、そのうち何件成約が取れるか、どういうトークをすれば成約に繋がるのかテストしながら、月の目標売上から逆算して、全部数字でやっていくんですね

僕は営業が嫌でWebデザイナーになりましたけど、結局サイト作るにしても数字なんですよね。
サイト制作者は、営業は自分でしなくていいんですけど、営業のための最強のLP、HPもしくはブログを仕上げるということですね。

さて、売上を作れるWebデザイナーと、デザインしかできないWebデザイナー、自分が社長だったらどっちを雇いたいか。
当然売上を作れる方ですね。
デザインするだけなら素人でも簡単にできる海外製のデザインツールがたくさんあります。
だからデザインスキルだけ伸ばしててもどんどん単価が落ちていくと思うので、マーケティングができるWebデザイナー、サイト制作者を目指してみてください。

デザインに逃げない、集客する

「自分の得意な形に逃げない」
羽生善治

デザインに逃げちゃダメです。集客してください。
商品開発の人はより売れる商品を作って
マーケティング関係の人はより売れるマーケティングの構造を作る。
僕たちの担当はマーケティングです。

結局考え方次第だと思うんですね
マーケティングという大きな大きな枠の中の一つがデザインなんだという風に捉えることができれば、どういうメッセージの出し方がいいのかとか、どういう画像を使えばユーザーは惹きつけられるんだとか、そういうことを考え始めますよね

もちろんデザインが好きだけどマーケティング興味ないという人もいると思うんですよね
僕の場合は、最初マーケティングとか全然興味なくて。
でも必要に駆られて仕方なく勉強してみたんですけど、正直最初はデザインほど面白いとは思えませんでした
でもちょっとずつ面白くなっていったんですね

コピーライティングとか、心理学とか、ポジショニングとか、どうやってお客さんが払ってくれる金銭を最大化すればいいかとか。
実際にヒートマップっていうサイトのどこまでユーザーが見てくれてるのか、クリックしてるのか分かるツールとか、メール配信ツールとか、会員サイトのツールとか使ってみたりしました。
もちろん、マーケティング関連のツールは、使う必要が出てきたときに覚えればいいと思うのですぐに覚える必要はありません。
全員が全員そういうツールを使う場面が来るとも思えないので。

でもLP、HP、ブログを作るうえでの、どうやって集客して、どうやって買いたいっていう気持ちまでもっていくかの概念的なことは是非知っておいてください。
実際にスキルを上げていきたい場合は、自分でブログを作って実際に集客してみると勉強になると思います
こんなに集客って難しいんだって思うと思います
そしたらやっと、うまくいってるサイトを真似しようっていう感覚になるんですね

もしマーケティングを勉強するモチベーションがなくても、ブログとかやって、なんか商品作って販売しようと思ったら学ばざるを得なくなるじゃないですか
なのでインプットするより、正直アウトプットして失敗した方が結局一番身に付きます。

僕自身が今現在、3Dソフトに関するブログやってて苦労してます。
既に会社として回ってる状態で運営するサイトと、一から自分で作り上げるサイトでは難易度が桁違いなんですね。
自分で最初からブログ作って集客出来たら会社に入っても困らないと思います。
なので是非、チャレンジしてもらいたいです。

このブログだけ見てもあんまり意味はないですから
知識があることと、実際に集客、販売ができることは別なので。
自分でやってるときが一番学びが大きいですし、楽しいです。

まとめ

・マーケティングの中にデザインは含まれる
・デザインとは単にどのように見えるか、どのように感じるかということではない。どう機能するかだ by.スティーブ・ジョブス
・デザイン<マーケティング
・スタバが売ってるのは、「第3の場所」
・Webサイトも人が集まらなければ売上は0
・集客・販売ができないWebサイト、LPはデザイン的に優れていても商業的には存在価値なし
・オブジェを作るんじゃなくて、優秀な営業マンを作るべき
・数字を意識
・デザインとしてのカッコよさよりも売り上げを最大化するサイト
・デザイナー担当として就職すると、マーケティングも求められるかも
・ドラッカーいわく、企業はマーケティングとイノベーションだけやれ
・集客販売に繋がらないHP,LP,ブログはコスト
・自分はこういう表現がしたい、はナンセンス
・WEBサイト作る人も、会社の売り上げを作るために頑張る
・デザインに逃げちゃダメです。集客してください。
・自分でブログを作って実際に集客してみると勉強になる
・知識があることと、実際に集客、販売ができることは別